公安局の勧告
スー一家がリトルブラックをクマと間違えて育て続けたことは、ツキノワグマの命を救ったことにもなりますが、その反面、知らずとはいえ法律を犯した事にもなります。そのため、公安局はスー一家に法律の内容を説明しました。公安局とは国もしくは公に属している野生動物の密漁や虐殺、家畜化、養殖、販売行為を防ぐために国動物愛護をする機関であること、そしてこれらの行為をするには国の許可が必要なこと、さもなければ、法律違反と見なされ動物愛護法を犯した罪に罰せられ、特にツキノワグマのような絶滅種においては罰則が厳しいという勧告をしました。
さようなら、リトルブラック
スー一家のリトルブラックに対する行為は、リトルブラックを大事に育て上げたことから法律違反とは見なされませんでした。でもそれと同時にスー一家は可愛いペットであるリトルブラックとお別れしなければいけませんでした。
公安局員がブラッキーを引き取りにきました。スー一家は最後のお別れで悲しい反面、リトルブラックがより安全な場所に行くことと、今までのリトルブラックの奇妙な特徴の謎が解けたことで、何かホッとしました。「クマは通常怖いけど、私はリトルブラックを2年間大切に育てました。だから自分の可愛いペットとしての感情もあります。これから寂しくなったらリトルブラックの好きなフルーツを育て、麺のだし汁を作らなきゃいけないですね。」とスーは言いました。