大好きなリトルブラックにおかしな点が・・・。
すくすくと順調に大きく育っていくリトルブラックですが、何だかおかしな点がありました。スーは時々リトルブラックを見て変だと思っていました。こんなに食べる犬は見たことがない、どうしてこんなにお腹が空いているんだろう?リトルブラックはどこまで成長するんだろう?といった疑問がスーの頭をよぎりましたが、スーはそれらをわざと無視していました。
スー一家はリトルブラックに奇妙な特徴があると思いつつも、ペットである犬を育て続けました。しかしある日、この犬は一家全員がとても驚いたある行動をとりました。その行動を見たとき、一家全員、自分たちが見ている光景に目を疑いました。
その驚くべき行動とは?!何と犬が二本足で立ったのです!今まで二本足で立つ犬なんて見たことがありませんでした。しかも後ろ足だけで立つような特別訓練をしたわけでもないのに。なぜ人間のように二本足で立つことが出来たのか、果たして人間の真似をして立ったのか、疑問が湧いてやみませんでした。でもその犬は一家の目の前でいかにも本能的に仁王立ちしていました。どう見ても普通の犬ではありませんでした。
大きすぎる!
スー一家が迎え入れた犬は奇妙な特徴が色々あるものの、犬はペットとして家族に愛されてすくすくと育っていました。リトルブラックも、子犬の時から愛嬌があり家族に懐いていました。
しかし奇妙なことはまだまだ続きました。リトルブラックは毎日段ボール1箱分のフルーツとバケツ2杯分の麺をペロリと平らげていました。これだけの量の食べ物を食べていると当然、リトルブラックの体は急速にどんどん大きく成長していきました。そして二歳の誕生日を迎える頃には、ブラッキーは身長1メートル、体重約110キロ以上になっていました。しかもそれで二本足で立つので、犬にしては異様に大きく見えました。ペットオーナーの中にはペットが大きければ大きいほどいいと考える人達もいます。しかしリトルブラックは明らかに普通のペットの大きさを超えていました。